コウノメソッドメディカルクラブと歯科医師が連携!歯科医科連携セミナー「認知症医療に期待される歯科医療従事者の貢献」に参加しました。

1.概要
セミナー名: 歯科医科連携セミナー「認知症医療に期待される歯科医療従事者の貢献」
開催日: 2026年7月5日(日)
主催: JSDA 日本アンチエイジング歯科学会

2.講演内容と会場の様子
本セミナーでは、日本アンチエイジング歯科学会(JSDA)会長・松尾通先生による「認知症に期待される歯科医院の役割」と、私どもMIYABI HOUSEが事務局を担当しているコウノメソッドメディカルクラブ(KMMC)の会長である名古屋フォレストクリニック院長・河野和彦先生による「認知症医療に期待される歯科医療従事者の貢献」の2つの講演が行われました。

約3時間半にわたる講義には、80名を超える歯科医師や歯科医療従事者が参加しました。

今回のセミナーは多くのマスコミからも注目されておりました。
東京新聞:https://adv.tokyo-np.co.jp/prtimes/article167614/
毎日新聞:https://mainichi.jp/articles/20260519/pr2/00m/020/862000c
産経新聞:https://www.sankei.com/pressrelease/prtimes/NRHUZBAPH5JONHG7EW3CGGZFJI/
時事通信:https://www.jiji.com/jc/article?k=000000004.000183489&g=prt

会場からは「これほど歯科と認知症の関係が深いとは思わなかった」「明日からの診療で実践したい」といった声が聞かれ、多くの参加者が認知症予防における歯科医院の使命を強く認識した様子が印象的でした。

左から JSDA事務局:田口氏 JSDA会長:松尾先生 KMMC会長:河野先生 KMMC事務局:野崎 KMMC役員:小板 

3.歯科医療が迎える新たな時代
松尾先生の講演では、歯科医療が「歯だけを診る医療」から「全身の健康を支える医療」へと大きな転換期を迎えていることが紹介されました。
その象徴として示されたのが、Dentistry(歯科)、Diabetes(糖尿病)、Dementia(認知症)の3つの”D”からなる「3Dプロジェクト」です。

これらは互いに深く関連しており、口腔環境の維持が糖尿病や認知症の予防・進行抑制に関わるため、歯科医院は健康寿命の延伸を支える重要な存在であることが強調されました。

また、歯科医院は患者が定期的に通院し、長期間にわたって関わる医療機関であるため、認知症の初期変化に最も早く気付くことができる立場にあります。

歯科医療従事者に求められるのは「診断すること」ではなく、「気づき」「見守り」「適切な医療へつなぐこと」であり、この役割が地域医療において非常に重要であることを学びました。

4.河野和彦先生が示した「これからの認知症医療」
河野先生の講演では、認知症を「進行してから対応する病気」ではなく、「早期に気付き、多職種で支える病気」として捉えることの重要性が語られました。

認知症は医師だけで支えるものではなく、歯科医師、医師、看護師、薬剤師、介護職、ケアマネジャー、そして家族が連携し、それぞれの専門性を活かすことで、患者の生活の質(QOL)を維持することができます。

その第一歩となるのが、歯科医院での日常診療における「小さな変化への気付き」です。
普段と違う受け答え、口腔機能の変化、予約忘れの増加、セルフケアの低下など、歯科だからこそ気付けるサインがあり、その気付きを適切な医療へつなぐことが早期発見・早期介入を可能にするというメッセージは、多くの参加者の心に深く響いていました。

5.コウノメソッドメディカルクラブとの連携が切り拓く未来
今回のセミナーを通じて最も強く感じたのは、コウノメソッドメディカルクラブと歯科医師との連携が、認知症予防を新たなステージへ押し上げる可能性です。

従来、認知症医療は医科が中心となるイメージがありましたが、継続的な関係を築いている歯科医院が初期変化に最初に気付くことも少なくありません。

歯科医院が「気付き」、コウノメソッドを実践する医師へ「つなぐ」。

さらに診断後も歯科医師が口腔機能や栄養、嚥下機能を支え続けるという流れが実現すれば、認知症医療は地域全体で支える包括的な医療へと進化します。

当クラブの持つ多職種ネットワークに歯科医師が加わることで、患者を中心とした新しい医科歯科連携が生まれ、早期発見から治療、口腔管理、生活支援まで切れ目のないサポートが可能になると確信しました。

6.所感と今後の展望
認知症患者が増え続けるこれからの時代、私たちに必要なのは、認知症になる前に気付き、進行を遅らせ、住み慣れた地域でその人らしく暮らし続けられるよう支える医療です。

その実現には医科・歯科・介護・地域が一つのチームとなり、専門性を持ち寄ることが不可欠です。「歯を守ること」が「脳を守ること」につながる新しい時代が始まろうとしています。

コウノメソッドメディカルクラブは、今回の貴重なご縁を大切にしながら、全国の歯科医師の先生方との連携をさらに深め、認知症の早期発見・早期介入・進行抑制を実現する新しいネットワークづくりに挑戦してまいります。

医科・歯科・介護が一つになることで、一人でも多くの方が笑顔で暮らし続けられる社会の実現を目指して歩み続けます。

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